楽天銀行はやめた方がいい?なぜやめた方がいいと言われるのか?
楽天銀行の評判について、実際の利用者レビューから考察していきます!

楽天銀行とは

楽天銀行はやめた方がいいと言われる理由を解説する前に。
まずはじめに楽天銀行の基本情報について触れていきます。

会社名 楽天銀行株式会社
所在地 東京都港区港南2-16-5 NBF品川タワー
設立 2000年1月14日
事業内容 電子メディアによる銀行業
資本金 29,648百万円(2023年4月21日現在)
口座数 13,739千口座(2023年3月末日時点)

楽天銀行は店舗を持たず、インターネット取引を中心とするネット銀行になります。
店舗を持たないため、振込やATMの手数料などを安く提供できるほか、預金も好金利になるのが特徴です。

すべての手続きをパソコンやスマートフォンなどインターネットを介して行えるので、対面の煩わしさや、書類等のやり取りが必要ないのも魅力のひとつと言えます。

楽天銀行はやめた方がいいと言われる5つの理由

「楽天銀行開設しようと思ったけどやめた」

いったい楽天銀行の何がそんなにやめた方がいいのでしょうか?
早速、楽天銀行はやめた方がいいと言われる5つの理由について触れていきます!

【理由1】口座が凍結される可能性があって危険だからやめた方がいい?

ネット取り引きの利便性に加え、幅広い楽天グループとの連携も可能な「楽天銀行」。
ですが、その楽天銀行に口座が凍結される、との不穏な口コミが見られます。

たとえば、
「理由もなく突然凍結される」
「勝手に凍結されて、お金が自由に引き出せない」
といった、コメントが見られました。

ただ、楽天銀行の口座凍結に関しては、安堵するコメントも見られます。

凍結されるのは口座を事業に使っている人ばかりで、普通に使っていたら大丈夫、との口コミがありました。
また、Twitterプロフィールに怪しい事業を掲載している人などが凍結されている、といったコメントも見られます。

凍結理由は他にも、
「複数の振り込みがあったり、個人口座で仕事をしている人は、取引内容を疑われ凍結されやすい」
「ホストやキャバクラ運営の使用目的とかせどり・ヤフオク等の取り引きが多いと、一時停止または凍結になる」
「振り込み金額が大きいと凍結される」
といった、口コミがありました。

以上のことからわかるように、楽天銀行の凍結には、凍結になるだけの理由があるようです。
実際、楽天銀行側では「取引規定や法律に基づく取扱い」にて、「解約する場合がある」としっかり明示されています。

なので、楽天銀行の口座は、個人口座で通常の利用をしていれば、凍結されるリスクはほとんどありません。

【理由2】ポイント還元が複雑でわからないからやめた方がいい?

楽天銀行のポイントシステムがよくわからない、といった声が多く見られます。

たとえば、
「ポイントの名前が沢山あって覚えきれない」
「初めてスマホから支払いをしたら、間違って楽天ポイント支払いになっていた」
といった、コメントが挙がっていました。

とはいえ、楽天銀行のポイントシステムについては、擁護するコメントもあります。

楽天銀行は、ポイントも貯まりやすくお得感がある、といった意見も見られました。
他にも「楽天ポイントとスーパーなどのポイントが二重につく場合もあるのでお得」「楽天ポイントが最大3倍になる」との口コミが挙がっています。

以上を踏まえると、楽天銀行のポイントシステムは、複雑だと感じる人がいる一方で、お得だと感じている人もいて、意見が分かれるようです。

実際、楽天銀行には「ハッピープログラム」というポイントサービスがあり、振り込みや支払いに利用すると、ポイントがつき非常にお得です。

公式ホームページでも、ポイント還元率が一覧になっていて見やすいので、筆者としては随時チェックすれば、ポイント把握は難しくないのではないか、と思います。

【理由3】楽天銀行カードは楽天カードと機能が違うからやめた方がいい?

楽天銀行のカードと楽天カードの機能が異なることについて、批判的なコメントが多かったです。

たとえば、
「楽天カードと楽天銀行カードが同じクレジットなのに別物なのが、ややこしい」
「楽天カードと楽天銀行カード(クレジット付帯)の関係が、難しすぎる」
との、コメントが寄せられています。

「楽天銀行カード」は楽天カードが提供するクレジット機能と楽天銀行のキャッシュカードが一体になった、クレジット機能付きキャッシュカードのことを言います。
(詳しくは、公式ホームページの「よくあるご質問」をご覧ください、ちなみに楽天銀行カードには付帯できるものとできないものがあるようです。)

つまり、商品購入の際にレジで付与されるポイント機能は「楽天ポイントカード機能」であり、「楽天銀行カード」には付いていません。

こうしたカードによる機能の違いが、ユーザーにとってわかりにくい、とのコメントがあるようですね。

とはいえ、楽天銀行カードについては、好意的なコメントもあります。

楽天銀行カードがあると、銀行のATMでお金を引き出せるから便利、との意見があります。
他にも「楽天銀行カードのほうが便利」との意見が、いくつか挙がっています。

なので、楽天銀行カードに関しては、目的や使い方によって感想が異なることがわかります。

筆者の意見としては、楽天銀行の口座を持っていて、ATMで現金の出し入れすることが多い人は、楽天銀行カードがあったほうが便利だと思います。

【理由4】ネット銀行なのに連休中の利用停止があるからやめた方がいい?

楽天銀行のシステムメンテナンスによる利用停止について、不満の声が寄せられています。

具体的には、
「楽天銀行、連休全部メンテナンスのせいで最低のGW」
「メンテナンス中で振込ができないとか、ネットの意味ねーじゃねえか」
などの、意見が挙がっていました。

とはいえ、楽天銀行の連休の利用については、好意的な意見も見られます。

ゴールデンウィークでのATM利用は、楽天銀行は手数料が無料、とのコメントがありました。
他にも「楽天銀行のATM手数料が月7回まで無料だし、GW中もATM使える」との口コミがありました。

調べたところ、連休中のメンテナンスで利用ができないのは、振込業務のみであることがわかりました。
実際、公式ホームページの「お知らせ」を確認すると現金を口座から引き出すことは、連休中でも利用可能です。

また、楽天銀行なら提携先でのATM利用で、手数料が最大7回無料になるというお得なサービスもあります。
(出典:楽天銀行「手数料一覧:ATM手数料(個人口座)」

以上を踏まえると、楽天銀行はシステムメンテナンス中でも、利用しやすいと言えるのではないでしょうか。

【理由5】口座開設時のオペレーターの対応が悪いからやめた方がいい?

楽天銀行の電話窓口のオペレーターの対応について、辛辣な意見が見られます。

たとえば、
「楽天銀行と楽天証券のオペレーターの質が、とにかく悪い」
「オペレーターのお姉さんが物凄く馬鹿にしたような対応で、とても気分が悪かった」
といった、声が挙がっていました。

ただ、楽天銀行のオペレーターについては、擁護するコメントもあります。

楽天銀行で緊急のコールセンターに繋がった。夜中に対応できる楽天銀行はすごい、との意見がありました。

楽天銀行は、トラブル等があった場合、有料になりますが24時間年中無休受付の電話サービスが利用できます。

また、トラブル以外でもAIチャット対応なら、24時間いつでも無料で利用できるので、ちょっとした質問がある時などに、とても便利なサービスです。

以上を考慮に入れると、結論としては、楽天銀行のオペレーターの対応は、一概に悪いとは言えないのではないか、と筆者は思います。

やめた方がいいとは思わない?楽天銀行のメリット

【図2】

ここまで、楽天銀行の評判を口コミからレビューしてきました。

では楽天銀行に利用するメリットは何でしょうか?
やめた方がいいとは思わない?楽天銀行のメリットについてまとめていきます。

【メリット1】銀行に通えない人にはとても便利

ネットバンクのようなデジタルサービスは、足が悪い人や高齢者にとっては、利用しやすい側面があるといえます。
また、通常の銀行窓口のように煩雑な書類もないので、手続きも楽です。

以上のことから、利便性の高さが楽天銀行の強み、だと言えますね。

【メリット2】振込手数料が楽天ポイントで払える

楽天銀行で振り込みする場合、手数料を楽天ポイントが使える、ということも評価が高いです。
楽天グループで貯めたポイントなら、振り込み手数料に充てることが可能なので、とても便利です。
(出典:楽天銀行「振込手数料が楽天ポイントで支払える!」

振り込みを利用する機会が多い人にとっては、お得になりますね。

【メリット3】ネット銀行は金利が高くてお得(連携でもっとお得!)

楽天銀行の金利の高さを評価する声も多いです。
楽天銀行の普通預金金利は、大手銀行の約20倍の0.02%です。

証券口座と連携(マネーブリッジ)すると金利が0.1%になるので、さらにお得ですね。

開設前に知っておきたい楽天銀行のデメリット

【図3】

メリットだけでなく開設前に知っておきたい楽天銀行のデメリットについてもご紹介していきます。

【デメリット1】「ワンタイム認証」の登録が面倒

楽天銀行は、振り込みなどの際に携帯やスマホのメールに送付された認証番号を入力する「ワンタイム認証」が必要になります。

そのワンタイム認証のメールアドレス登録が、未登録のキャリアメールを強く推奨しているせいで、利用しづらいと感じる人が多いです。

実際、格安スマホ等の普及でキャリアメールを持たない人が多いので、格安スマホユーザーは、注意が必要です。

【デメリット2】PayPayのチャージができない

楽天銀行はPayPayのチャージができないことに、不満を持つ人の声が多かったです。
PayPayで現在利用可能な金融機関は、ゆうちょ銀行や三菱UFJ銀行等で、楽天銀行は登録できません。

自社が「楽天Pay」を持っているので、わざわざライバル会社に登録できるようにはしないのかもしれませんね。

【デメリット3】ゆうちょ銀行からの入金ができない

楽天銀行はゆうちょ銀行からの入金ができないので、注意が必要です。
過去にはゆうちょ銀行からの入金サービスが利用できたのですが、2022年3月26日から同サービスが完全に終了しました。
(出典:楽天銀行「ゆうちょ銀行からの入金サービスの終了について(2022年3月25日更新)」

なので、ゆうちょ銀行からの入金を考えている人には、楽天銀行は不向きであると言えるでしょう。

競合他社との比較から楽天銀行のやめた方がいい評判も検証

【図4】

競合他社との比較から楽天銀行のやめた方がいい評判も検証していきます!

やめた方がいいと言われても楽天銀行の利用に向いてる人の特徴

【図5】

ここまで、楽天銀行の評判をまとめてきました。

ではどんな人が楽天銀行の加入には向いているのか?
やめた方がいいと言われても楽天銀行の利用に向いてる人の特徴をまとめます。

【特徴1】楽天市場でよく買い物をする人

まず1つ目の特徴が「楽天市場でよく買い物をする人」

楽天市場でよく買い物をする人は、楽天銀行を利用することでさらに便利さとお得感を享受できます。
楽天銀行口座を持つことで、楽天ポイントの付与率がアップし、買い物時のポイント還元率が高くなります。

また、楽天市場内での支払いもスムーズで、簡単かつ安全に購入できます。
さらに、楽天銀行は手数料が低く、振込や口座間の送金などの取引手数料が無料です。

ATM手数料も一部の提携ATMを利用すれば無料です。
これらのメリットにより、楽天市場での買い物がより便利でお得になります。

楽天市場での買い物環境を一層充実させたい方にとって、楽天銀行は非常に魅力的な選択肢です。

【特徴2】楽天証券の口座も持っている人

そして2つ目の特徴が「楽天証券の口座も持っている人」

楽天証券の口座も持っている人が楽天銀行の口座を持つことで、さらなる便利さと統合された利益を享受できます。

なぜなら、楽天銀行口座と楽天証券口座を連携させることで、証券取引の資金管理がスムーズに行えるからです。
楽天銀行から楽天証券への資金の移動が簡単で迅速であり、投資に関する資金の管理や取引の利便性が向上します。

また、楽天銀行の口座は手数料が低く、振込や送金などの取引手数料が無料です。
これにより、資金の移動や証券取引に伴う費用を削減することができます。

さらに、楽天銀行はオンラインバンキングに特化しており、モバイルアプリやウェブサイトを通じて24時間いつでも口座の管理や取引が可能です。

つまり、楽天証券を利用する人にとって、楽天銀行は証券取引と資金管理を一体化し、便利で経済的な選択肢となります。

まとめ:楽天銀行はやめた方がいいと言われる理由を口コミから考察

楽天銀行はやめた方がいいと言われる理由を口コミから考察してきました。

改めて、楽天銀行はやめた方がいいと言われる理由をまとめると、

楽天銀行はやめた方がいいと言われる5つの理由

  1. 口座が凍結される可能性があって危険だからやめた方がいい?
  2. ポイント還元が複雑でわからないからやめた方がいい?
  3. 楽天銀行カードは楽天カードと機能が違うからやめた方がいい?
  4. ネット銀行なのに連休中の利用停止があるからやめた方がいい?
  5. 口座開設時のオペレーターの対応が悪いからやめた方がいい?

楽天銀行はやめた方がいいと言われる理由があるのは、事実です。
特に、口座が凍結するかもしれないという口コミが多く見られます。

要因としては、近年偽サイトの詐欺メールが横行する中、ネットバンクのセキュリティ問題は特に厳しくする必要があるので、凍結等の処置が多いのではないでしょうか。

ですが、ビジネスで口座を利用するならともかく、普通に個人が利用する分には凍結される心配はないので、安心して楽天銀行の口座を開設することができます。

楽天銀行に関する記事を最後までお読みいただきありがとうございました。