セゾン投信はやばい?なぜやばいと言われるのか?
セゾン投信の評判について、実際の利用者レビューから考察していきます!

セゾン投信とは

セゾン投信はやばいと言われる理由を解説する前に。
まずはじめにセゾン投信の基本情報について触れていきます。

会社名 セゾン投信株式会社
取り扱いファンド セゾン・グローバルバランスファンド、セゾン資産形成の達人ファンド、セゾン共創日本ファンド
販売形態 投資信託の設定、運用ならびに販売
手数料 販売手数料無料/信託報酬率(グローバルバランスファンド:年0.56%)、(資産形の達人ファンド:年1.34%)、(共創日本ファンド:年1.012%)
想定利回り(年率) セゾン・グローバルバランスファンド:+3.05%
セゾン資産形成の達人ファンド:+7.38%
セゾン共創日本ファンド:+9.75%
(2023年4月調査時点の情報、日経新聞調べ)
口座数 15万口座(2021年2月時点)

15年もの間、顧客の資産形成の手段として投資信託を直接販売する「セゾン投信」。
直接販売することにより、投資家との距離が近いのと同時に、販売手数料の無料化が実現されています。

金融庁の基準を満たす『つみたてNISA』対象商品200本のなかには、セゾン投信のファンドが2本選出。
その2本は、つみたてNISA対象商品のなかでも、資産残高上位にランクインしています。

セゾン投信をやめた5つの理由

「セゾン投信マジで害悪」

いったいなぜ、セゾン投信をやめたのか?
早速、セゾン投信をやめた5つの理由について触れていきます!

【理由1】信託報酬手数料が高いからやめた

独立系運用会社のため、販売手数料がかからないことが魅力の「セゾン投信」。
ですが、資産を運用する際に必要な信託報酬手数料は高い、との意見が多かったです。

たとえば、
「辞めた一番の理由は、信託報酬が高いから」
「セゾンは信託報酬手数料が高めなので(1%超える)、次はもっと安いファンドを選びます」
との、コメントが挙がっていました。

信託報酬の高さは、実際公式ホームページにも記載があり、セゾン投信の事業モデルが独立系運用会社のため、他社のように信託報酬のコスト化はできない、とあります。

とはいえ、セゾン投信の信託報酬については、擁護する意見も見られます。

セゾン投信は手数料が割高だが、運用損益率は高い、との声がありました。

運用損益率とは、資産を運用する際に発生する利率のこと。
その運用損益率について実際に調べると、セゾン投信は99.2%の顧客が利益を出しているという実績があります。
(出典:セゾン投信「セゾン投信の2本の投資信託をおすすめする理由」

従って、運用するうちに手に入る利益を考えると、信託報酬が高くても、他社よりもお得になる場合は十分にあり得るといえそうです。

【理由2】取扱商品が少ないからやめた

セゾン投信の商品数の少なさに、不満を唱える人の声が挙がっていました。

たとえば、
「他の選択肢がないのがデメリット」
「セゾン投信は商品が少ないです」
といった、口コミがあります。

とはいえ、セゾン投信の商品数は少ないからこそ良い、という意見も見られます。

セゾン投信は、商品の選択肢が少なくて楽ちん、とのコメントがありました。
他にも「選択肢が2つしかないのでごちゃごちゃしていない」「商品が少なくて楽ちん」といった口コミがあります。

なので、セゾン投信の商品数については、賛否が分かれることがわかります。

筆者の意見としては、投資の初心者や、少額の運用を希望している人には、選択肢が少ない分、かえって購入しやすくて選びやすいのではないか、と考察します。

【理由3】購入手続きが煩雑で面倒だからやめた

セゾン投信の手続き方法について、不満の声が挙がっています。

具体的には、
「セゾンは申請書が届くまで1週間かかる上、手書きで印鑑も必要だから面倒」
「口座の移行手続きで、変更届を取り寄せなければならないから時間がかかる」
との、口コミがありました。

セゾン投信は、変更や各種申込みには書類の提出が必要になるので、顧客にとっては、手間がかかると感じる人が多いようです。
(出典:セゾン投信「ご登録情報の変更(住所変更・定期積立プラン金額変更、ファンドの追加など)」

しかし、セゾン投信の手続きには、好意的な意見もありました。

セゾン投信は、口座を開くのは多少面倒だけど、積立の設定をしてしまえば楽、といったコメントが寄せられています。

セゾン投信は、申し込みの際に書類が必要です。
ですが、定期換金サービスや申込履歴の確認などは、ネット上で行うことができます。
(出典:セゾン投信「定期積立プラン・定期換金サービス申込方法」

なので、セゾン投信の手続き全般が面倒だとは、一概には言えないのではないかと、筆者は思います。

【理由4】利回りがそれほど良くないからやめた

セゾン投信は、利回りが良くない、といった口コミがありました。

たとえば、
ETF(上場投資信託)に投資したほうが、利回り良さそう」
「セゾン投信は、コロナの影響で評価損益が、マイナス10%ぐらいになってた」
との、コメントがあります。

とはいえ、セゾン投信の利回りについては、評価するコメントも多いです。

eMAXIS(三菱UFJ国際投信株式会社のインデックスファンド)シリーズの時価が下がるなか、セゾン投信は利回りが横ばいで良い、との意見がありました。
他にも、「全てプラスの利回りで回収出来た」「積立の利回りが、20%超えてた」といった声が挙がっています。

以上を踏まえると、人によって利回りの結果は異なり、また、利率の高低も、低いと感じる人がいれば高いと感じる人もいるようです。

筆者としては、口コミを見る限り、地道に続けると結果が良かったという意見が多かったので、実際に少額から初めてみて、推移を判断するのが一番良いのでは、と考察します。

【理由5】相場が良くないときは運用成果が悪い

セゾン投信のパフォーマンス(運用成果や運用実績、または過去の値動きのこと)が良くない、といった意見がありました。

具体的には、
「SBI証券の方がパフォーマンスいい」
「セゾン投信さんとウェルスナビのパフォーマンスが悪すぎる」
といった、口コミが挙がっています。

ただ、セゾン投信のパフォーマンスについては、擁護する声が挙がっています。

セゾン投信は15年続けると、少々の暴落が来ても大丈夫なパフォーマンスになってきた、との意見がありました。
他にも、「セゾン投信は、預けて放っておくのが一番パフォーマンスがいい」といった口コミもあります。

以上から考えると、セゾン投信は、急激なパフォーマンスの良さは期待できないものの、長期的な目で見れば、安定的で堅実なパフォーマンスが見込めるといえそうです。

危ないとは思わない?セゾン投信のメリット

【図2】

ここまで、セゾン投信の評判を口コミからレビューしてきました。

ではセゾン投信に利用するメリットは何でしょうか?
危ないとは思わない?セゾン投信のメリットについてまとめていきます。

【メリット1】「セゾン顧客本位の相談室」が利用できる

セゾン投信の「顧客本位の相談室」を、評価する声が挙がっています。
顧客本位の相談室は、二つのコースがあり、ひとつはセゾン投信の口座を持っている人向けのコースで、もうひとつはLINE登録するだけで申し込めるコースがあります。

資産運用でわからないことがあれば、気軽に相談できるのはポイントが高いですね。

【メリット2】電話対応がとても丁寧で安心

セゾン投信の電話対応が良い、との声が多かったです。

たとえば、
「積み立て依頼や解約など電話で丁寧に対応してくれる」
「初めて電話したけど、電話口の対応がよかった」
といった、口コミがあります。

ネットの手続きだけでは不安、という人はセゾン投信はおすすめです。

【メリット3】書類手続きがあるおかげで焦らず行動できる

セゾン投信は、書類手続きが面倒といった声があるものの、面倒だからこそ衝動的な行動に走らないで済む、という見方をする人も多いです。
投資は少なくない資金を扱うため、運用には慎重な行動が求められます。

なので、理性的に判断するためにも、多少面倒でも手書きの書類があるのは、良いことなのかもしれませんね。

開設前に知っておきたいセゾン投信のデメリット

【図3】

なかには「おすすめしない」と評価する人もいます。
メリットだけでなく開設前に知っておきたいセゾン投信のデメリットについてもご紹介していきます。

【デメリット1】元本保証がないから不安定になる

セゾン投信は、元本保証(元本が割れない)がないため、価値が下がった時に損失が大きくなる惧れがあります。
下がっている時に売らなければ良い、という意見がありますが、将来は不透明ですから不安に思う人も多いでしょう。

なので、元本保証がないというリスクを承知の上で、運用されることをおすすめします。

【デメリット2】換金して入金されるスピードが遅い

セゾン投信の、入金スピードが遅い、との意見があります。
セゾン投信に限らず、投資信託は入金までに時間がかかり、約定日の2~5営業日後が受渡日になるケースが多いです。
(出典:投資信託協会「投資信託なんでもQ&A気になる100選」

なので、利益の出たお金がすぐに手に入るわけではないことは、理解しておいたほうがよいでしょう。

【デメリット3】リアルタイムに売ることができない

セゾン投信は、タイムリーな売買ができません。
投資信託には「ブラインド方式」という、適用される基準価額がわからない状況で売買するという方式が採用されています。

なので、株式のように、常に変動する価格を見ながら判断する取り引きではない、ということを理解しておいたほうが良いでしょう。

競合他社との比較からセゾン投信のやばい評判も検証

【図4】

競合他社との比較からセゾン投信のやばい評判も検証していきます!

危ないと言われてもセゾン投信の利用に向いてる人の特徴

【図5】

危ないと言われてもセゾン投信の利用に向いてる人の特徴をまとめます。

まとめ:セゾン投信をやめた理由からリアルな評判を考察

セゾン投信をやめた理由からリアルな評判を考察してきました。

改めて、セゾン投信をやめた理由をまとめると、

セゾン投信をやめた5つの理由

  1. 信託報酬手数料が高いからやめた
  2. 取扱商品が少ないからやめた
  3. 購入手続きが煩雑で面倒だからやめた
  4. 利回りがそれほど良くないからやめた
  5. 相場が良くないときは運用成果が悪い

セゾン投信をやめた理由があるのは、事実です。
特に、信託報酬を含めた利率について、不満のある意見が多かったです。

主な原因は、セゾン投信が企業哲学として目指す「コストを超えた存在価値」が、顧客には十全に伝わっていないことが大きのではないか、と筆者は考察します。

ですが、信託報酬が高くても、セゾン投信での資産運用に満足している顧客は多いので、今後も独自の企業展開を邁進してほしいと思います。

セゾン投信に関する記事を最後までお読みいただきありがとうございました。